脊椎・脊髄外科
脊椎・脊髄外科は、脊椎・脊髄・末梢神経の疾患を中心に診察・治療を行う専門外来です。
脊椎・脊髄に特化した専門外来
SPINAL SURGERY
脊椎・脊髄外科
脊椎・脊髄外科は、脊椎脊髄疾患の診断と治療に特化し携わる専門分野として、2016年に開設いたしました。
脳神経外科医が脊椎脊髄を扱うことを不思議に思われる方もいると思います。日本では脳神経外科は“脳外科”と呼ばれ、一般には脳を専門に扱うかのように思われていますが、脊髄、手足の末梢神経を含めた神経全般を扱っています。
また欧米では日本でいう脳神経外科を神経外科(Neurosurgery)といい、脳神経外科の手術のうち脊椎・脊髄手術が手術全体のなんと60-70%を占めるほどです。
人間は脳から全身に信号を送る際、神経の束である脊髄を介するため、脳神経外科で扱う疾患の中に脊椎・脊髄疾患に関わるものが多くあります。
主な対象疾患
- 頚椎症・頸椎後縦靭帯骨化症
- 頸椎椎間板ヘルニア
- 胸椎後縦靱帯骨化症
- 胸椎黄色靱帯骨化症
- 胸椎椎間板ヘルニア
- 腰部脊柱管狭窄症
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 腰椎すべり症
- 分離症
- 脊髄腫瘍
硬膜内髄外腫瘍(髄膜腫、神経鞘腫、等)
髄内腫瘍(星細胞腫、上衣腫、血管芽腫、等)
- 血管障害
硬膜動静脈瘻
動静脈奇形
対象となる症状は、手足のしびれや痛み、脱力、首や背中や腰の痛み、歩行困難、排尿障害など広範囲に亘ります。また、これらの症状の中には末梢神経障害が原因の場合もありますが、当院には手の外科センターがあり、そちらで治療を行うこととなります。
脊椎・脊髄外科の特徴
『日本脊髄外科学会 認定訓練施設』
日本脊髄外科学会 指導医の資格を有する河岡医師の診療実績を評価され、7月1日から当院は『日本脊髄外科学会 認定訓練施設』として認定を受けました。
九州では認定施設はまだ少なく、当院は5番目となります。
学会や医学論文などでの発表
国内だけでなく海外の学会でも多数発表を行っており、様々な研究を通して経験と実績を積んでいます。全国に研究成果を発信するだけでなく、最先端医療を取り入れる機会となっています。患者様にベストな医療をご提供できるよう、専門性をさらに高め、常にレベルアップを目指しています。